体力に自信がない人はケアマネージャー

介護の仕事は体力的にハードなことで有名です。利用者の体を動かす際には、非常に大きな力が必要になるのがその理由でしょう。
お年寄りは定期的に寝返りを打たせてあげないと、血液が体の片側に溜まって大変なこととなります。寝たきりの人を車椅子に移動させる際にも、大きな力が必要になります。体重がある利用者なら、二人がかりで移動をさせなければならないこともあるのです。
力のない女性には大変な仕事かもしれません。ですが、介護の仕事と言うのは何も一つだけではありません。介護事業所の中にも色々な役職が用意されているので、安心しましょう。中には体力はあまり必要ない仕事もあるのです。

具体的な例を挙げれば、ケアマネージャーの仕事がそれに当たりますね。ケアマネージャーというのは、介護福祉士のさらに上に位置する人たちのことです。経験年数が五年以上のベテランしか挑戦することのできない国家資格であり、この資格を持っていれば、現場の最前線で体力を使う必要がなくなります。
なぜなら、ケアマネージャーの仕事のメインは、介護プランの作成や利用者の家族とのコミュニケーションになるからです。介護事業所の全体を見回してその指揮を執る仕事だと言えば分かりやすいでしょうか。
体力があまり必要ない点の他にも、察しのよさや気配り上手などの女性特有の強みを活かせる点もケアマネージャーの魅力でしょう。

こうしたポストに就くことができれば、女性でも苦労をすることがなくなって快適に仕事が進めていけます。しかし、こうした上位資格に合格をするのは非常に難しいことです。経験はもちろん、介護に関する深い知識も求められます。