賃金の低さはレベルの高い資格でカバー可能

仕事の大変さの割には給料が安い点が、介護職の問題点だと言われています。政府は介護職の賃金をアップさせる様々な努力をしていますが、その成果が具体的に給料に反映されるまでにはまだまだ時間がかかります。一般のサラリーマン程度の収入を得るためには、自分で何かしらの努力をしなければならないのです。

幸いにも、介護の世界には様々な資格が用意されています。
上級資格もいくつかあって、上に登っていくにつれて平均収入も上がっていきます。最上級資格と名高いケアマネージャーの資格が取れれば、転職も自由にできるようになりますし、年収も並のサラリーマンに負けないぐらいはもらうことができます。人によっては、一千万円以上の年収を達成することもできるでしょう。

一つネックがあるとすれば、ケアマネージャーの資格を取るまでにはどんなに早くても五年はかかる点ですね。実務経験が五年というのが国家試験を受ける条件に設定されているので、基本的にはそれ以上短い期間でこの資格を取ることはできません。ただそれでも、政府の賃金アップの政策が現場レベルまで下りてくるよりは早いはずです。できるだけ早いうちから、将来的にはケアマネージャーになるのだと決めて働き続けるのがいいでしょう。
一般的に女性は男性よりも平均年収が低くなりがちですが、この資格を取れば男性顔負けの年収額を確保できて便利です。女性なら、介護の世界は一般企業よりも実入りがいい可能性まであります。